東京タワー オカンとボクと、時々、オトン DVD 樹木希林 オダギリジョー

あーやられた。いや、なんかもうやられるために観たみたいなところもあるんですけども。樹木希林すっげーなもう。母親を「オカン」と称したのは松本人志がはめてだったのかどうかはよく覚えていないけども、やはり絶妙なネーミングだよ「オカン」って。オカンと僕の幼年時代からのエピソードの積み重ねとかね、学生時代のグダグダさとか、そういった歴史があってオカンと暮らす東京生活っていうのがもうたまらんというか、「ありうる最大公約数的オカン像」みたいなのがあって非常にグっときた。筑豊時代の丁寧な描写とかもよく描けてるなあ。物語後半、オダギリジョーが髭生やしてからどんどん「リリー・フランキーのツラ」になっていくのが凄いなと思ったし、恋人の松たか子との絶妙な関係性もなんとも渋切ないわ。オカンの若い頃の役って誰なんだろう、樹木希林に似てるなーと思ってたら娘の内田也哉子だったのか。そりゃ似てるはずだわなあ。A-