だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法 池谷裕二

だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法
だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法池谷 裕二

ライオン社 2001-12
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出版社からの内容紹介
脳の機能は「忘れて当然!」/曖昧でいい加減な「脳の本質」/だれでも天才になれる「記憶法」/記憶の仕組みと学習方法

東大大学院トップ入学の脳の専門家による、脳の仕組みを解説しながら勉強方法を説く本。仕組みから語っているので、原理的な部分の裏付けがしっかりあって説得力がある。書かれている勉強法そのものは「復習」ということがメインなのだけど、その背景がしっかり説明されているのは目新しかった(忘却曲線は他の資料でも見たことはあるけど)。勉強した部分は、翌日、1週間後、2週間後、1ヶ月後の4回の復習が最も効果的だそうです。ほか、空腹時のほうが勉強に良い、部屋の温度は低めが良い、一夜漬けは徹夜よりも早朝起きて(4時間前)に詰め込むほうが良いなど。100ページない分量の本なので、さっくり読了できる。中高生が勉強方法を模索する段階で、一番はじめにこれを読むといいのではないかなと思った。作者は九九は覚えていないけど、他の法則で応用の利くかけ算能力を得ている事が終盤に書かれているのだけど、これはなかなか凄いと思った。10倍にする、2倍にする、半分にするというルールで高速な暗算を可能にしている。B+