少女ファイト 5巻 日本橋ヨヲコ
少女ファイト 5 (5) (イブニングKCDX) | |
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マンガに関して言及するとアドレナリンとかドーパミンが多分出るのだけど、いいマンガは本当に感情を揺さぶる。最近は日本橋ヨヲコの「少女ファイト」がぶっちぎりで良い。この部員達、なんでこんないいやつらなんだろう、魅力的なんだろう。こんな連中がいるのなら俺も体育会系部活やってるよ。やりたかったよ。そういう「IF」的な魅力が輝いている作品だ(こういう方向の「環境へのあこがれ」というのは他には「まんが道」が凄い大きいですね)。日本橋マンガはネームがカッチョよくてキレがあるけど、セリフ単発のキレ、格好良さもさることながら、そのセリフに至るまでに積み上げたものが素晴らしいから、無茶苦茶カッコイイんだ。熱いんだ。
5巻は伊丹さんと鏡子さんとルミコが特にいい。伊丹さんと鏡子さんは伏線と流れがあったけど、単発1コマだけでゾクっとするシーンを作ったのはルミコで、えーとこのマンガノンブルが全然ないんでページがわかりにくいんだけど、Fight33の6ページ目3コマ目。「あきらめる」に反応するルミコの表情。いつもニコニコしてるからこそこの表情で鳥肌立ったわ。6巻あたり彼女のエピソード増えるかなあ。日本橋さんの作品は、登場人物皆がそれぞれのカタチで幸せになる物語だから、安心して期待出来る。隆子の伏線も今後どうなるのかな。いやしかし小田切学はいい女だよ。皆いい女なんだけど、器が違うなあ。将来のキャプテンかな。A+