ヴィルトゥス 1,2,3巻 義凡、信濃川日出雄 (絵)

ヴィルトゥス 1 (1) (ビッグコミックス)
ヴィルトゥス 1 (1) (ビッグコミックス)信濃川 日出雄

小学館 2008-07-30
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スピリッツで連載開始当初から追いかけていた。何か知らんけど現代からタイムスリップして、古代ローマ・コロッセウムで闘士になってしまう囚人(男)たちの物語……なのだけど、今は闘士になるための訓練段階のエピソードが続いている。なるほどなるほど。ボクシングの歴史は物凄く古いんだなあということが分かった。絵は、顔の影線の入れ方とか、ちょっとオメガトライブの作者の絵に似てる感じがする。3巻までで何度かバトルは行われているのだけど、バトルシーンの技の解説の入れ方が少年ジャンプっぽいノリでなんだか懐かしい。コマから受ける「圧」っていうのかな、画面の迫力とテンションはかなり凄い。同時に、弱い人間の情けなさ、卑怯さも丁寧に描いており、なんだか心をえぐられる。弱い人間の成長もまた、本作のテーマの一つであろうか。続きも楽しみにしている。B+

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