TVウォッチャーの逆襲 荒井清和 (著), 永田泰大 (編集)

TVウォッチャーの逆襲
TVウォッチャーの逆襲永田泰大

東京糸井重里事務所 2007-07-19
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内容紹介
130万ヒットを誇る「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載中の人気四コマ漫画、『TVウォッチャーの逆襲』が本になりました。おなじみの芸能人、スポーツ選手、アナウンサーが、ありえない組み合わせで、ありえないやり取りを繰り広げます。著者は、人の「顔」を描かせたら日本一の荒井清和さん。収録された100話すべてに、糸井重里率いる「ほぼ日男子部」の解説(雑談?)つき。単行本のみ収録の描きおろし漫画もあります。四コマ漫画集にあるまじき情報量で、堂々発売。

なにげに長期連載だよなこの4コマも。ほぼ日で連載している4コマの単行本。100話+糸井氏らの解説がついているという、単純計算でこれだけで2倍のボリュームとなる。なかなか面白い解説と、かなりどうでもいい雑談になっているところもあり、そのあたりの「ゆるさ」も一つの魅力なのかもしれない。いや、やっぱり芸能人の似顔がうまいな。解説でも再三指摘されているけど、女性芸能人の似顔はそう凄くうまいわけでもないんだけど(理由は糸井氏らが作中でかなり鋭く批評している)、男性の「シワ」の使い方がただ事じゃない。芸能人からスポーツ選手まで、多数の有名人が登場しているが、とにかく「シワ」が特徴を捉えてそのキャラの味を抽出しており、一番の見所なのではないかと思う。あと個人的に解説で一番笑ったのは「偽オシム」の言動だった。オシムっぽく格言めいたことを言おうとするのだけど、その内容のどうでもよさ、薄さが凄まじくて冗長なセリフになっていて笑った。こういうのマスターしたいものだな。誰にウケるのかわかんないけど(あと稲川淳二の口調で普通の内容を喋るとか)。B+