漫☆画太郎 - Wikipedia
漫☆画太郎先生が90年デビュー、今年で漫画家生活20周年という冗談のような真実。そういえばそうすぎてなんだか笑った。珍遊記はジャンプが生んだ怪作だなあ。異様なキャラ立ちと剛速球でスピード感のあるギャグ、ウンコチンコ登場しまくりの下品さ、不気味極まりない迫力のある絵は、一度見たら絶対忘れられない。一見きれいでうまいけど印象に残らない絵を描く漫画家は皆、それこそ読者にインパクトを残すパワーのある画力という点で、画太郎先生に負けていると言えるでしょう。
「ブスの瞳に恋してる」の漫画版も凄まじすぎたな。ブスを描かせたら日本トップクラスの男、漫☆画太郎。しかし萌えキャラも描けるんだよね。
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ページを開くと、まごう事なきドブス・オブ・ザ・ドブスが! わははは。画太郎先生の「ブスとはこうなのだ!」というハートがビンビンに伝わる圧倒的ブス画力です。もはやブスというよりも化物なのだが、それでいて情感はたっぷりあるのでちょっと泣けたりもするんだよねやっぱり。ドラマの大島美幸は「人間」であったが、画太郎先生の描くブスは、「ブスのイデア」なのかもしれぬ。しやしなんかこう他の画太郎作品の「ばばあ」の叫びとか、笑うんだけど胸の奥にクるものがあったりしてさ(Wikipediaで画太郎先生とばばあとの関係を読むと余計に)。独自の境地に達しつつあるギャグマンガ家だなーと思っています。30周年40周年と今後の作品にも期待しつつ、応援したいです。