グーグーだって猫である 大島弓子

グーグーだって猫である
グーグーだって猫である大島 弓子

角川書店 2000-07
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映画化されて映画はけっこうコケていたように思うんだけど、マンガ原作はやはり確かな良作だった。猫好きな人にとっては名作なのかもしれない。裏にグっと情緒があるんだろうけど、大島さんの描き方がわりとクールなのでペットを飼っていない自分にもすんなりその世界に入り込むことが出来た。先日読んだ「長い長いさんぽ」は作者の猫への愛情が剛球ど真ん中ストレートなので、比較すると本作よりは読み手を選んでしまうのではないかと思う。グーグー以前に共に暮らしていた猫「サバ」を擬人化して表現するのは、ああ流石大島弓子だなあというところだねえ。B+