海月姫1，2，3，4，5巻 東村アキコ

アニメで初めて知って、その後原作を読む。
キャラクターの動作のノリが羽海野チカ的な感じですのう。掲載誌をふまえると、なんかこう、上手なマンガだな〜、という感想。

ヒロイン主人公の月海が海月をモチーフにしたドレスを製作するというシーンで覚醒するのがカッコイイんだけど、覚醒するシーンを文字で「覚醒」と説明しちゃう運びには、ちょっとした説明過剰さを感じた。そんなことわざわざ描かなくても読者はわかるって！　覚醒、なんて書かずにやってることが覚醒状態だからこそカッコイイんじゃないか。男も女も、上昇して化ける瞬間というのは誰だってわかるし、ギラギラした魅力に満ちあふれているものだ。そしてそれをキャラクターに乗せて物語として描くのが、漫画家なのだ。続刊期待。B+

海月姫（1） (講談社コミックスキス)
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