[映画]ソーシャル・ネットワーク
MOVIX京都で日曜夕方の回、客の入りは7割前後。
大人1800円、飲み物とキャラメルポップコーンと共に鑑賞。
いや〜面白かったな!
世界最大のSNSであるフェイスブックの誕生ストーリー・ドキュメント風創作。実話が元になっているし原作はあるんだけど、あくまでも創作は加えられている点には注意が必要。しかし、リアルタイムに生きている著名人がモデルになって映画化されていくとは、現代社会は本当にスピードが速くなったな……。世界最年少にして最大の金持ちである、フェイスブック創立者マーク・ザッカーバーグ。
リアルの人間関係をネットに持ち込む、という方法について色々面白かった。
恋人にフラれて酔ったザッカーバーグが、いたずら心から大学寮にいる女子学生の写真を無断でアップロードして美人投票サイトを作る。それを見て技術を利用しようとした先輩男子学生に「ハーバードコネクションを作ってみないか」と誘われる。ザッカーバーグはいったん誘いに乗るが、そのアイデアを使ってフェイスブックを構築してしまう。後々、フェイスブックは大成功を収めるが、先輩学生、そして最初の資金を出してくれたパートナーにも訴えられてしまう。
ある種の人間関係の悲喜劇と、プログラマーの業のようなものを感じたな〜。アイデアはあくまでもアイデアであって、技術がないと完成しないアイデアはアイデアにとどまる。訴えた先輩学生にしても、アイデアはあってもフェイスブックを作る技術はなく、また発展させる思想もなかった。資金を出してくれたパートナーも、スポンサー探しにアメリカ中を飛び回るが成果を出せず事実上クビになるという展開。
途中、ナップスターの創立者が仕事の仲間に加わるんだけど、この人がキャラ的には一番立ってたかもしれん。
しかしま〜ハーバードのエリート学生だけのクラブだーとか、起業して大成功しても、パーティーだーっつっては大音響で踊ったりクスリやったりセックスしたりという程度の遊びしか出来ないもんなんかねえ。成り上がりのお金の使い方って世界共通でワンパターンな気がする(笑)リア充の限界というのはこのあたりが限界なんだろーかと思った次第。金の使い方に愚かさはあっても優雅さとかうらやましさとかが全然ない。「無駄に疲れそうなパーティーだなー」と思うしかなかった。案の定警察に踏み込まれてドラッグやってた連中は捕まるという展開だしね、わはは。B+