あなたを天才にするスマートノート 岡田斗司夫

あなたを天才にするスマートノート
あなたを天才にするスマートノート岡田 斗司夫

文藝春秋 2011-02-25
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目次

僕はこんなノートをつけてきた
まえがき―ノートで「楽に」天才になる
スマートノートの段階進行
第1フェーズ 5行日記をつける!
第2フェーズ 行動採点をする!
第3フェーズ倫理訓練を始める!
第4フェーズ 見せてお話をしてみよう!
第5フェーズ 脳内リンクが始まる!
第6フェーズ 知識から教養、見識へ!
第7フェーズ ついに世に出る!
あとがき―FREEexシステムについて

2月25日に3冊同時出版で、岡田斗司夫著作が3冊出ている。
個人的にはこの「ノート術」本が最も「今日からすぐに実践出来るもの」になっていると思う。

「最低でも、岡田斗司夫になってもらいます」というフレーズはパンチが効いてたなあ。

僕は2009年の奈良でのノート術講演、大阪でのひとり夜話でのノート術トークで、2回このノート術について生で聴いているので、その頃から実践している。

まる1年半くらいやってることになるのかな、トータルで10冊ちょっとのノートを使った。メモ書きとか雑記とか、ブログのネタとかニュースとかもろもろざっと書いている。

その時聴いた、具体的な書き方、使い方、考え方等は、過去記事で細かく書いています。

秋の奈良にてノートのはなし
http://d.hatena.ne.jp/Fujiko/20091205

面白い人になる方法2010
http://d.hatena.ne.jp/Fujiko/20100120

そうだ、岡田斗司夫に聞いてみよう!
http://d.hatena.ne.jp/Fujiko/20100205

最近では、ノート見せて話をしたり、「あ、これとあれでこうなるんちゃう?」みたいな話を展開したりと「反射神経の会話ではなく、ひとまとまりの雑談」がかなりスムーズにしやすくなった。この文章も、ざっくりとノートにまとめたものに基づいて書いております。

困っている事、悩んでいる事も、レコーディングダイエットで言う「どのくらい食べているかを知る=助走」と同じく「何が悩みなのかの調査」をノートに書いていくことが可能なので、悩みのジャグリング(書かずにあれこれ脳内のみでグルグル考えてしまう状態)はかなりの割合で無くなる。それだけでも素晴らしい。

と、同時に、ちょっと忘れっぽくなった。

よくノートに書いていると、「書いたことは忘れても構わない」ので、脳に「忘れてはならない圧」「脳への記憶プレッシャー」がかなり弱くゆるくなってしまうので、やや忘れっぽくなっているところがある気がする。もちろん「読んだら思い出す」わけなんだけど逆に言うと、読まないと思い出しにくい。何も見ないで、脳みそからグイっと手元に引き出す、そういうパワーがちょっと減ったような感じがするんだよなあ。

何かしらアイデアを出すときって、それまでずーっと脳の奥底とかで考えている部分がコアになるんだけども、そのトリガーのバネがなんか弱くなる感覚。出すアイデアにひとひねり、出汁がちょっと効いてないというか、70点75点クラスでそこそこ使えるんだけど自己ベスト95点にはなかなか到達しないという感覚。

平均点は確実に上がるんだけど「年に数回あるかないかの大ネタ」っていうのは、以前より打率が下がっている。ノートに書いていると、30点40点のアイデアや思考を育てて70点75点にするっていうのは、これは簡単というか、作り育てるのがかなり楽になる。これは凄いんですよ。アベレージヒッターですね。大ネタの打率を上げるには、さらに数年継続してみるのがいいのかもしれない。あるいは、ノートに書く内容をちょっと変えてみようかなと思い「書きたい事そのものズバリ」からちょっとずらして、外堀やフチをじわじわ埋めていく感じで書いたりしております。

この「今日から実戦可能な思考メソッド強化ツール」使わない手はないっすよ。 A