ガンダム者〜ガンダムを創った者たち〜 講談社

講談社現代WEBの連載をまとめたもの。アーカイブはもう公開されておらず、内容は2800円のこの本書を買わねば読めないのであった。http://kodansha.cplaza.ne.jp/hot/gundam/index.html
やー、もう素晴らしいね。ものすごいモノを創る組織、チームというのは、モノを創るにあたっての「思想」があるわけだけども、ガンダムもまた色々な人の素晴らしき思いが結集したものであった。えー「思想の現れるモノ」というのは例えば他には任天堂のゲーム及びハード、ホンダのバイクなどが挙げられるわけだが、そういういいモノというのは人に支持されているのである。本書はガンダムに関わったクリエイターへのインタビューで構成されており、その思想が随所にうかがえた。安彦良和大河原邦男山本優富野由悠季などなど、話すことが非常に面白い。そして皆一生懸命だし、モノを創ることに対するプロとしての自意識が熱かった。「食える」+「素晴らしいモノを創って支持される」というためには努力も当然ながら、いかに何をどう伝えるか、創るかという思想も必要なんだろうなと思った。必読。A