epoch conte square 宇田川フリーコースターズ DVD

epoch conte square 宇田川フリーコースターズ [DVD]

epoch conte square 宇田川フリーコースターズ [DVD]

どういう出自のライブだろう、と思ったらアマゾンにデータが載っていた。

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
人気お笑いコンビ・バナナマンおぎやはぎが2003年3月に行った赤坂・草月ホールでのコントライブの模様を収録。コラボレートコントに、BS日テレで放映されなかったネタを加えた完全版。絶妙の掛け合いと演技力が発揮される。

2003年3月ということで、わりあい最近のものだな。先月、このバナナマンとおぎやはぎの別のDVDシリーズを観て非常に面白かったので鑑賞してみた次第。この前観たああいう感じのものをイメージしていたが、さて本作はどうか。
うーーーむ。epoch TV squareシリーズが良すぎたためか、やや見劣りする気がしないでもない。んんん……この原因はなんだろう。単にコンセプトが一貫しているかどうかの違いかもしれないし、「台詞飛ばし、ミス」の多寡の差かもしれない。今回の宇田川フリーコースターズの方が、台詞の飛ばしやミスが多かった。誰がミスしても、他のメンバーの絶妙なフォローでそれが笑いに変わっていたのは良かったけど。その分といっては何だけど、こういうホールとか大きめの舞台でやるライブ感っていうのはよく伝わった。日村と小木の変態キャラがもうものすごくキモ面白かったし、矢作のうさんくささ、設楽の演技力も魅力的だった。以下、各コントの感想ちょっと。

・春人来たりて
意味の無いエピソードのサンプリングによる笑いだろうか? つかみとしてこういうネタでいいのかどうか、自分には判断不能でした……。彼らを見慣れているコアなファンならたまらないのだろうか? わかりやすいかわかりにくいかでいうと、わかりにくい部類のコントだと思った。

・2人の会話
日村×矢作メイン。矢作はうさんくさくていけしゃあしゃあと嘘ついたりノリツッコミする役どころはほんとうまいなあ。大笑い。「嘘つけぇーーーーー!」「ヒムーラ王子」

・TAXI
日村がホモキャラ化する会話コント。バナナマンは日村がツッコミのことが多いけど、こういうコラボコントだと見事に両方こなしている。日村一人に対する矢作・設楽の猛烈なツッコミが映える映える。図星を指摘されたときの日村の表情は永久保存級か。「ホモじゃない、ホモではない、ホモではない!」

・借り物競走
またもや矢作のいけしゃあしゃあとした態度が面白かった。「厚顔ボケ」とでも言おうか、このボケは矢作にぴったりだなあ。わはは。「携帯? いいよ」

・鼻曲がり
人間関係構築&崩壊ネタ。このコントがもっとも台詞の飛ばしや噛みなどのミスが多かったように思う。しかし、それを補ってなお余りある勢いはあったので良かった。舞台には出てこない「会話上だけに存在する人」が2人いたのでその設定を観客は観ながら、聞きながら頭の中で構築していかないといけなかったので、それでトチるのはちょっと残念だなあ。「田中と山口さんは付き合っていたんだよ!」「コロコロコミック

・遠慮ショー
矢作の「WAO!」の口マネとダンスが軽妙。いわゆる「あるあるネタ」である。

・心理の森
心理テストへの回答がキャラにマッチしていて非常に面白かった。ツッコミの台詞が冴え渡る。そしてスカトロオチ。いい感じで気持ち悪くてよかったです。「おもちゃみたいな棒」「スイスのホモ」「少女ブローカーみたいだぞ」

・おとり
警官ものコント。日村の犬マネがこれまた不気味(かつ無意味)で笑えた。最後にホロっとくる人情もの。このあたりはepoch TV squareシリーズ終盤の、別れのシーンを彷彿とさせるなあ。やっぱりうまい。

・春人去りて
そしてエンディングへ。わりとあっけにとられるというか観客がツッコむ形になりそう。

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この4人のコラボはほんと面白いなあ。A−