風雲児たち 11〜20巻 みなもと太郎

前回更新(風雲児たちを読み進める男 - 地球にマンガがある限り!)に引き続き、風雲児たち、11〜20巻です! やっと読了してレビューできます。これからまだ幕末編があるっていう幸福をかみしめながら、幕末編は19巻まで出ていてまだ完結していないという状況を知るにおよびみなもと先生ホントにお身体に気をつけて描いて下さいというほかないなと思っております。

風雲児たち (11) (SPコミックス)
最上、ラックスマン林子平高山彦九郎、光太夫など描かれるべき重要人物が多数動き回る11巻。序盤の算術のエピソードは「天地明察」を読むとさらに熱く感じ取ることが出来ます!物語のスケールがとてつもない。

風雲児たち (11) (SPコミックス)
風雲児たち (11) (SPコミックス)みなもと 太郎

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風雲児たち (12) (SPコミックス) 風雲児たち (13) (SPコミックス) 風雲児たち (10) (SPコミックス) 風雲児たち (14) (SPコミックス) 風雲児たち (15) (SPコミックス)


風雲児たち (12) (SPコミックス)
林、高山2人が歴史の舞台から降り、伊能、近藤重蔵が活躍する11巻。そしてレザノフが来航、高田屋嘉兵衛が超カッコイイ。最後のページにはシーボルトが!歴史を彩る幾多の男達の生き様が大迫力の12巻。

風雲児たち (13) (SPコミックス)
長崎には二度旅行で行ったことがあるが、行く前にこれを読みたかった!シーボルトの来航から最上徳内との接触までを描いた第13巻。あー、また長崎に行きたくなったなあ。そして遠山金四郎も登場!どうなる幕末!

風雲児たち (14) (SPコミックス)
シーボルト日本追放、鳴滝塾と郄野長英の関係は初めて知った。高野の非凡さには驚愕するばかり。そして大塩平八郎の乱が熱く描かれる。マスコミの未発達な社会では、幕府がパニック状態になったのもよくわかるなあ。

風雲児たち (15) (SPコミックス)
勝麟太郎の金玉エピソードからはじまる15巻。他に村田蔵六岩倉具視、おイネ、西郷・大久保に坂本、吉田虎之助などの紹介から、蛮社の獄の悲劇が描かれる。ギリギリまで詰め込んだ情報量と濃度が凄まじい。

風雲児たち (15) (SPコミックス)
風雲児たち (15) (SPコミックス)みなもと 太郎

リイド社 2003-07-30
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風雲児たち (14) (SPコミックス) 風雲児たち (16) (SPコミックス) 風雲児たち (13) (SPコミックス) 風雲児たち (17) (SPコミックス) 風雲児たち (11) (SPコミックス)

風雲児たち (16) (SPコミックス)
アヘン戦争からはじまり、遠山の金さん就任、矢部定謙の憤死と天保の改革周辺の出来事が熱く綴られる16巻。無実の罪で幽閉された矢部の「人間が本当に怒れば、食事など通らなくなるのだ」の台詞は壮絶の一言。

風雲児たち (17) (SPコミックス)
シーボルト父娘のその後、ジョン万次郎のアメリカ生活、水野忠邦の失脚に間宮林蔵の臨終までが描かれる17巻。ここ数巻におよんで人をはめ、裏切りを繰り返す鳥居耀蔵の人間としてのクズさは凄まじいキャラ立ちだ。

風雲児たち (18) (SPコミックス)
郄野長英の脱獄、鳥居耀蔵の失脚とその後の人生、徐々に動き出す薩摩藩等、ワイド版ラストに向けて歴史が勢いよく動き続ける。しかしまだ幕末までは少しばかりの時間がある。流れは阿部正弘島津斉彬の時代に。

風雲児たち (19) (SPコミックス)
勝、坂本、吉田が徐々に自分の人生を見つけていく19巻。そして佐久輭象山の尋常ならざる天才っぷりに驚歎する。適塾村田蔵六のエピソードも面白い。一方郄野長英は少しずつ確実に窮地に追い込まれてゆく!

風雲児たち (20) (SPコミックス)
SP版ついに完結!郄野長英捕縛死、江川太郎左右衛門過労、ジョン万次郎帰国への船出、そしてペリー登場!「幕末編」に向かって歴史は大きく動いてゆく。龍馬の江戸への旅立ちで終わる20巻は爽やかであった。

風雲児たち全20巻 完結セット (SPコミックス)
風雲児たち全20巻 完結セット (SPコミックス)みなもと 太郎

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