酒ラボ 宇仁田ゆみ

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もやしもん』を読む直前にこれを読んだ。直後じゃなくて良かった、というかなんというか。
これは『関西1週間』という関西のタウン雑誌に連載されていたもので、媒体としてマンガ雑誌じゃないんだよね。若干のレア感あり。1巻完結でさっくり読めて、主人公アワモリくんのライトな青春ストーリーっぽくてまずまず面白いんだけど、他の宇仁田ゆみ作品と比べると小粒感は否めないかなあ。キャラクターの掘り下げはもっともっと出来そうだし、酒・農業大という設定も面白いし、何より下戸というアワモリ君の能力ももっと活かせそう。連載媒体の悲運かなあ。いや、真相は全くわかんないけどさ。「雰囲気は好き」なんだけどそれ以上にグっとくるものが弱かったのが惜しい。本当に惜しい。
あ、それと短編が2作掲載されていて、こちらはちょっとエッチっぽい雰囲気もあり、かわいい画風もグっと活かされている印象です。宇仁田氏は質感のあるかわいい女の子描くのうまいなー。B