週刊少年ジャンプ 2007年33号

最近連載終了したのがこの2作品。

BLUE DRAGON ラルΩグラド (小畑健/鷹野常雄) は中盤以降うまく盛り上がることが出来ず失速した感がある。大型連載であり目玉の一つとしたかったであろうに、惜しい。

真説ボボボーボ・ボーボボ澤井啓夫)は次第にギャグマンガ→ギャグメインのバトルマンガ→バトルメインのギャグマンガ→ほぼバトルマンガとなっていった印象があるなあ。特に「真説」になってからはかなりバトルメインだった。バトルマンガなら今のジャンプに多いから、その中で戦うのは苦しいところがあったと思う。しかしあのテンションのギャグマンガで、6年頑張ったのは凄い。ゼロ年代ギャグマンガとして名を残すであろう。

SKET DANCE篠原健太)が新連載開始。第1話は好印象。来週以降もこういう軽い推理が入ったりするのだろうか。インパクトのある絵ではないが元気があるのはいいな。

ベルモンド Le VisteuR(石岡ショウエイ)も先週から新連載。先週は表紙を飾ったが、表紙のベルモンドの髪の毛の色と巻頭カラーのベルモンドの髪の毛の色が少し違ったのでちょっと違和感があった。地下から出たことがない、という設定は舞台を限定してしまう可能性があるが、それがどう出るか。ベルモンドのちょっとイカレたキャラは面白い。

ピューと吹く!ジャガーうすた京介)、巻末コメントで、今33歳であるとのこと。セクシーコマンドー外伝からもう10年以上経つんだねえ。マサルさんは20代前半で描いたのか。

銀魂空知英秋)、相変わらずセリフ回しが面白い。この人のボケツッコミはかなり好きです。ある時期以降、絵の発達は見られなくなったけど、その分演出がすごくうまくなっている。先週の神楽が新しい傘を手に入れるエピソードなんかは、セリフは少ないが神楽の表情の切り取りがうまいしクライマックスの持って行き方もうまい。「絵をどう見せるか」という技術が発達したなあと思う。今週はもう銀さん出てないし。サブキャラクターがここまで楽しいマンガは珍しい。

魔人探偵脳噛ネウロ松井優征)、アニメ化決定おめでとう。センターカラーだが8割モノクロ。

ToLOVEる―とらぶる―矢吹健太朗/長谷見沙貴)、リトがモテモテ状態に。ひたすらに明るい「いちご100パーセント」ですなあ。リトもラブコメマンガの歴史に名を残す鈍感さであることよ。

エム×ゼロ叶恭弘)はラブコメ度ちょっとアップ。連載開始当初はちょっとエッチな度合いがとらぶると同じくらいあった印象があるんだけど、魔法バトルの展開になってからはそのあたり抑えられていた。

サムライうさぎ福島鉄平)、元気のある絵で人情味溢れる展開でいいね。マロの思考、性格はちょっとブラックボックスになっていて読めない部分が多いんだけど、熱血なお話になってきているのでどうなるか。

ぼくのわたしの勇者学麻生周一)、嫌いじゃないんだが、勇者先生の傍若無人な行動に個人的にいまいち乗り切れず。ツッコミが主人公だけなのが問題なのだろうか? うーん。ギャグ作品ならしばらく前に終わったもて王サーガーが好一番きだったんだよなあ……。

瞳のカトブレパス(田中)とバレーボール使い郷田豪高橋一郎)は、これらもわりと最近の新連載なんだが、掲載順位がかなり後ろになっている。