東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング NDS

年末に頂きましてちょこちょこやっているところ。

一番最初にやったときは声の認識のコツが全然わからず、72歳と認定されてしまってショック。音声認識ナシのコースで翌日再挑戦して、31歳となった(だめじゃん)。その後1週間、1日10分くらいトレーニングをしたところ、31歳→26歳→22歳→20歳、となった。慣れとコツも多分にあるんだろうけども、目に見えて成績がアップすると嬉しいのは人間の性でありましょう。その後も20代前半をうろうろしている今日この頃です。100問計算というのがあるんだけど、1分12秒が最高で、それ以上なかなか短縮できない。ペンタッチの物理的な速度限界ちゃうんかい、と思う(20問あたり15秒を切るペースであるが……)。まれに誤認識もあり、書き直しでタイムロスしてしまう。まあ、脳を鍛えるのが本来の目標であるから、純粋に計算ゲームとしてとらえるのは少々本質とはずれるかもしれないけど、だからこそゲーム性は高いレベルで保持して欲しいところ。続編の『もっと脳を……』ではこれは改善されているのかなあ。

この脳トレに代表されるいわゆる「知育ゲーム」がニンテンドーDSで大ブレイクして今に至るわけだが、本当によくできていると思う。セーブデータは4人まで保存可能という家庭単位を意識した構造、対戦やダウンロードテスト、お手軽版など「その場でちょっと試しにやってみる」ということにかなり力を入れている。事実、アマゾンのレビューなどを読むと、家族でやってますという感想も多々ありで、このゲームソフトがコミュニケーションツールとしての役割を大きく果たしているということがよくわかる。Wiiの前にDSあり、であった。

マリオカートテトリスなんかもものすごーーく面白いゲームなんだけども(それこそ死ぬまでプレイできる)、大人も子供も年寄りも、となるとちょっと老人には敷居が高い部分があることは否めない。その点、脳トレはペンもって画面にしたがってシンプルなタッチを繰り返すだけなので、非常にとっつきやすい。正直「この手があったかあ〜!」という感じである。そして反復してプレイすることにより、数字で上達が見える、という嬉しさ。よくできてるわ〜これ。1日1時間も2時間もやるという類のゲームじゃないけども、コミュニケーションツールとしてかつてなかったものだし、任天堂恐るべしという1本。ニンテンドッグスとかの「Touch DS!」シリーズもよくできてるが、盲点的なジャンルをゲームにしたという点も高く評価したい。A